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お年始とお年賀

お年始は、2日以降の松の内の間に行なう「新年の挨拶回り」です。親戚や知人、上司などの家を訪問します。

その際、ご挨拶のしるしとして持参するものが「お年賀」です。

お年始とお年賀は違います

「お年始」と「お年賀」

この二つの言葉はよく似ていますね。でも少し意味する事が違います

新年に行なうことは分かっても、二つの意味を混同してしまうこともあるのではないでしょうか。
どちらも似たニュアンスで使う言葉なので、無理もありません。

お年始とは、「年始回り」とも呼ばれ、新年のご挨拶に訪ね歩くことを言います。

お年賀とは、お年始の際に持参する手土産品のことです。

お年始について

もともとは、農村部で行なわれて来たお正月の行事に由来します。当時は「年賀」とも呼ばれ、分家が本家に集まり、歳神様を祀って新年を祝っていました。

それが江戸時代に入ると、商人が挨拶の品を持って、得意先に新年の挨拶にでかける風習が生まれました。これが現在の年始回りに変わっていきました。

現在では、得意先に限らず、親戚、知人、上司のお宅を訪問します。そしてお年賀とは、年始回りのことではなく、手土産品を指す言葉となりました。

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いつ行くの?

お年始は、新年に行なう挨拶回りのため、期間が限られています。2日から松の内(7日頃まで)にかけての間です。

元旦は、家で歳神様を祀る日であるため、お年始には出掛けません。

年始回りの服装

清潔感があり、ある程度きちんとしている服装であれば何でも大丈夫ですが、せっかくなので和服を着るのもおすすめです。着ている本人も、背筋がぴしっと伸びて気持ちが新たになりますし、訪問先の方々にも晴れやかで正月らしい格好は喜ばれます。

ただし普段着慣れない方が、長時間和服を着るのは結構ストレスなので、時間配分などには気を付けましょう。

午後からの訪問が良いでしょう

お年始に行く際は、必ず前もって先方へ連絡をして、訪ねても良い時間を聞いておきましょう。お正月は、来客や出掛けることも多いため、都合を聞いておかないと、先方に迷惑を掛ける事になります。

一般的には、昼食が終わった頃から夕食支度前の時間帯が、常識的であり良いとされています。

お年賀について

お年始につきものなものと言えば、お年賀・・・手土産です。

何を持って行きましょう?

昔は、タオルや手ぬぐいなどを持って行ったようです。簡単なもので良いとされています。干支の柄がプリントされた手ぬぐいやハンカチ、煎餅などの和菓子なども良いでしょう。

お食事をごちそうになる場合は、お菓子やお茶などを持参すると良いでしょう。

なお訪問先の子供にあげる「お年玉」も、年賀の一種と言えるかもしれません。

年賀タオル

ラッピングは?

手土産をお年賀として正式に送る際には、熨斗をかけます。

紅白の蝶結びの水引きで、「お年賀」の文言と「送り主の名前」を書き入れましょう。

もし松の内を過ぎて渡す場合は、お年賀ではなく「寒中見舞い」と書いて下さい。

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*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Happie (Updated )

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