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元旦

元旦とは、1月1日の朝のことです。

新たな一年の始まりとなる元旦には、心を新たにする行事がたくさんあります。

若水迎えを行い雑煮を煮て、みんなでおせちをいただきましょう。

元日の朝を意味します

元旦は、年賀状によく書く「決まり文句」のような言葉ですが、実は私たちは、あまり深く考えて使っていないかもしれません。さて皆さま、「元旦」の意味を正確にご存知でしょうか?

「元」という字は、モトと読めますが「一番始め」という意味を持っています。そのため、一月一日のことを「元日」と呼んだりしますね。

「旦」は、地平線から昇る太陽を表しているそうで、すなわち、という意味合いがあります。

そこで、この二つの漢字の意味を合わせて、元旦とは、新年を迎えた一月一日の朝を表しています。

古くからの様々なならわし

新たな一年の始まりであるお正月の元旦には、様々な古くからのならわしがあります。

地方により独特の風習もあるかとは思いますが、ここでは代表的なものを幾つかご紹介しましょう。

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若水迎え(わかみずむかえ)

水が最も澄むと言われる午前4時頃、遠くへ水を汲みに行く行事です。その間は人と会っても口を聞いてはいけないとされ、汲んで来た水は「若水」と呼ばれました。

若水はまず、神棚の歳神様に供えられ、その後邪気払いの雑煮を似たり、お茶をわかすのに使われました。この水には聖なる力が宿り、一年間の邪気を払い、若返りの力もあると信じられていました。

現代では、湧水を汲みに行ったり、井戸から水を汲み上げて使う機会はあまりありません。特に都市部ではそうでしょう。

でも、いつもの水道水やミネラルウォーターだとしても、先人の思いを汲んで、新年最初に蛇口をひねって出す水(ペットボトルから出す水)は、神聖なものとして使いたいものです。

雑煮

若水を使って作る「雑煮」は、歳神様と一緒にいただく料理とされています。雑煮には、餅や野菜が入っていますが(肉類や魚介類を入れる地域もありますね)、この餅には、歳神様の魂が宿っているとされています。

関東では、角餅を入れてすまし汁仕立てにします。関西(とりわけ京都)では、元旦は丸い餅に白味噌仕立てが一般的です。

このように、各地域によって、餅の形や具材、味付け方法に特色があります。機会があれば、様々な地方のお雑煮も味わってみたいですよね。

ちなみにサイト管理人は、焼いた餅をあらかじめお椀に入れておいて、あとから熱い汁(ウチは白味噌仕立てです)を注ぐ食べ方が好みです。餅は煮ないほうが美味しく感じます。

雑煮

お節料理

重箱に詰めた「お目出度い」おせち料理を頂くのも、お正月ならではの「儀式」ではないでしょうか。

御節

ところで現代においては、老舗高級料亭や有名ホテル・レストランの「お節商品」が手軽に楽しめます。洋風や中華風、イタリア料理風などなど、様々な趣向をこらしたおせちがあります。

古来よりのしきたりに則ったお節料理についても、「保存食的」であっても、伊勢海老やブランド和牛をはじめとする高級素材をふんだんに使用した、御馳走感が満載のお重箱がありますよね。

「我が家のおせち」も良いけど、たまには違ったお料理を楽しんでみたい方や、自分で準備するのを避けたい方、プロの味を楽しんでみたい方は、試してみるのも良いかもしれません。

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*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Happie (Updated )

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