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お月見(十三夜)

十三夜は、旧暦9月13日に行なわれるお月見です。

別名「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。

月見団子やすすきと一緒に、栗や豆をお供えしましょう。明るい月夜は、影絵も楽しめますよ。

十三夜とは

日本で独自に発展したお月見の行事が十三夜。頃は旧暦9月13日です。

古代中国由来の十五夜(旧暦8月15日)と同様に、冴え冴えとして美しい月が見られる可能性が高い日ですが、 どちらか片方だけのお月見をすることは、片見月(かたみづき)と呼ばれて、縁起が良くないと言われています。ぜひ両方を見るようにしましょう。

日にちについて

十三夜は、旧暦9月13日であり、いつの日にちになるかは毎年変わってきます。

近年の日程は次の通りです。

  • 2016年(平成28年)は10月13日
  • 2017年(平成29年)は11月01日
  • 2018年(平成30年)は10月21日
  • 2019年(平成31年)は10月11日
  • 2020年(平成32年)は10月29日

十五夜よりも美しい?

満月が見られる確率は、中秋の名月と呼ばれる「十五夜」よりも「十三夜」のほうが高いとされています。

中秋の名月は、新暦でいうと9月初旬から10月初旬にあたります。ちょうど、台風が多く発生する時期であり、そのため、残念ながら見えないという年も多いのです。

いっぽう十三夜は、新暦の10月初旬から11月初旬にあたります。気候が安定して、晴れる日が多い時期です。澄んだ秋の夜空に浮かぶ美しい満月を、きっと見ることができるでしょう。

満月と雲

栗名月と豆名月

十三夜には、作物の名前を冠した別名があります。「栗名月」と「豆名月」です。

名称は、この時期が栗や枝豆を収穫する時期であることに由来します。月見団子、すすきや秋の草花と共に、栗や枝豆をお月様にお供えしましょう。

十三夜の夕食は、栗や豆を使った料理にすると、お月見の気分が高まって一層良いものです。栗は栗ごはんや栗きんとん、豆は茹でて塩を振ったり、煮物にするなど幅広く使えます。お子さんが日本の風習に興味を持つきっかけにもなりますので、ぜひ作ってみてくださいね。

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十三夜の子供との過ごし方

小さな子供は、とっても好奇心旺盛である一方で、あまり動きが無いものやメリハリに乏しいものに対しては反応が薄い傾向が見られるようです。

「和のワビサビ」を感じるには、まだ早いでしょう。親子で十三夜を楽しむのであれば、影絵などアクションがある遊びがおススメです。

影絵で遊ぼう!

晴れることの多い十三夜、満月の夜は明かりがなくても、あたりがはっきり見渡せます。月明かりは、思っている以上に明るいものですから、電気を消しても十分視界が確保出来ます。

そんな明るい十三夜に、影絵を楽しむのはいかがでしょうか?
手を使って影を作り、動物などのシルエットを作る遊びです。

道具が何もいらないので、いつでも遊ぶことが出来ます。昔ながらの遊びで一人遊びも可能。例えばなかなか眠れない夜に、月明かりで遊んでいて「早く寝なさい」と親御さんから叱られた方もいるかもしれませんね。

イマドキのお子さんも十分楽しんでくれるでしょう。では代表的な影遊びをご紹介します。

キツネ

影絵と言えば、まずはコレですよね。親指と中指、薬指をくっつけてつくるキツネです。子どもの頃に、一度は作ったことがあるのではないでしょうか?「コンコン」と言いながら、指をくっつけたり離したりして、遊んだものでした。

手で作るキツネ
ハト

全ての指をくっつけた状態の両手を使います。両手をクロスさせて手のひらを動かすと、ハトが羽ばたいているように見えます。

カニ

簡単なので、作ったことがある方も多いでしょう。今度はハトとは違い、指を広げた状態の両手です。親指をクロスさせます。

両手を広げた状態
イヌ

指をくっつけた「パー」と「グー」の両手を使います。2つを組み合わせると、イヌのように見えますね。小指を動かすと、口が動いているように見えます。

月に住んでいるものは?

さて何でしょう?もちろん実際に発見された生物はいませんが、古来より月の模様は色々なものに見立てられてきました。日本では「うさぎを餅つきをしている」と言われます。お隣の中国では「うさぎが不老不死の薬を作っている」と言われているそうです。

世界各地、地域によって見え方は様々です

  • 東ヨーロッパ:女性の顔
  • 北ヨーロッパ:本を読む人
  • 南ヨーロッパ:カニのはさみ
  • ドイツ:薪をかつぐ人
  • アラブ:ライオン
イラスト(月、うさぎ)

どれも、そう見えるような見えないような塩梅ですね。

人によって見え方は変わってきますので、自分なりの見立てを作るのも面白いでしょう。お子さんと一緒に、何に見えるか話しながら楽しみましょう。

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By Happie (Updated )

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