
バレンタインデーとホワイトデー
バレンタインデーとホワイトデーは、相手に親愛の気持ちを伝える素敵な機会です。
バレンタインデー
個人的にバレンタイン・デーを意識し始めたのは、いつごろだったでしょうか。
そうですね…想い出してみると、少なくとも小学生の6年生くらいの頃には知っていたと思います。但し恋愛とは全く無縁だった私は、チョコレートやプレゼントのやり取りはしていなかったと思います。
ちょっと「おませな」クラスメートは、やり取りをしていたようですが。

私が大人になるに従って、バレンタイン・デーのイベントは、どんどん盛んになっていったように感じます。
今ではこの時期になると、コンビニから雑貨屋さん、デパートに至るまで、様々な小売店でバレンタインのコーナーを特設しています。
ネットやテレビ、雑誌等メディアの特集記事も華やかです。
起源や背景
バレンタインデーの風習は、欧米起源、キリスト教由来である事は、何となく想像が付きますよね。
英語表記をすると、「St Valentine's Day」となります。
これは「聖バレンタイン」の事を意味していて、まだキリスト教がローマで迫害されていた3世紀頃に居た、聖職者バレンタインの事を指しています。
聖バレンタインは、愛に溢れた人だったようで、幾つかの心温まる伝説がありますが、あることで当時の皇帝の怒りを買って処刑されたとされています。一説によると、それが、2月14日であったとされています。

また当時、ルペルカリア祭という、ローマ的・土着的なお祭が、ちょうど14~15日に行われていたそうです。
このお祭りは、その年の農作物の豊穣を神に祈願するのが主旨であり、また、日頃交わる機会が少なかった若い男女が交流をする日でもあったようです。
キリスト教の教義とは、本来直接関係がありません。
ルペルカリア祭の風習は、キリスト教が力を持った後もすたれずに続いていたようですが、徐々にキリスト教の文化と融合していき、取り込まれていったようです。
そして、親しい者同士、恋人同士が、親愛の気持ちを表すために、メッセージカードや贈り物をプレゼント交換する風習が育まれていき、そのシンボル的な存在として、聖バレンタインの名を冠すようになった・・・・とされています。
ちなみにバレンタイン・デーは、たとえばイースターやクリスマスのように、教会の正式な行事ではありません。
チョコレートを贈るのはなぜ?
バレンタインデーに女性の側からチョコレートを男性に贈る習慣は、「日本独特の習慣」である事は、今では多くの方がご存知なのではないかと思います。
世界を見渡すと、花であったり、物品やカードであったり、様々なプレゼントをするようです。そしてその中にはチョコやお菓子もあるという訳なのですが、チョコレートに一番こだわっているのが、私たち日本人なのでしょうね。
ではなぜ日本では、「バレンタインの贈り物と言えばチョコ」の
イメージが定着しているのでしょう?

不思議と言えばフシギかもしれませんが、おそらく、もっとも古くから、バレンタインにちなんだ販売プロモーションを行ってきたのが製菓業界(洋菓子系)で、その長年の地道なPRの集積が、現在の「バレンタインと言えばチョコレート」の定番化につながったのではないでしょうか。
日本ならでは?のバレンタイン習慣
また、「女性から男性に贈る」という固定観念が根強い事や、義理チョコの習慣があるのも、「日本ならでは」かもしれません。
もっとも近年では、自身がバレンタインを楽しむために、自分用のチョコを購入する女性の方も増えているとか。
さらには、次のような新しいワード(概念)も登場しました。
- 逆チョコ
-
男性が女性に贈ります。
- 友チョコ
-
女性の友人同士で贈り合います。
この楽しみ方をしている人は、大変多いそうです。
- 俺チョコ
-
男性が自分自身のために購入(あるいは自作)。
女性からもらえないから、好きなテイストのチョコを食べたいから、など理由は様々のようです。
これらには、バレンタイン商戦を盛り上げる意図が絡んでいまして、商魂たくましいな、と感じたりもします。
ともあれ、男女や恋人同士といった関係無くプレゼント交換すると言う意味においては、
西欧風のバレンタインに近づいてきた・・・とも言えるのかもしれませんね。
お花や和菓子はいかが
古代ローマ時代の、五穀豊穣を祈り男女の交流を促すお祭りと、キリスト聖職者の伝説が起源・由来となり、現代の、親愛の情や恋する気持ちを伝えるバレンタインデーへとなりました。
日本においては、チョコは昔からの定番の贈り物。毎年1月~2月初旬は、高級チョコから安価なお菓子に至るまで、チョコレート系のお菓子が爆発的に売れる時期です。また、お手製の手作りチョコを贈る方もいるでしょう。
チョコにお花を添える人もいますよね。お花を1輪添えるだけでも華やかな雰囲気を演出できます。自分なりのフラワーアレンジメントをしてみるのも楽しそうです。
チョコに代えて和菓子を贈り物にするのも斬新でインパクトがあります。少しバレンタインらしくないかもしれませんが。
ホワイトデー
バレンタインデーにチョコレート等のプレゼントを贈られた男性陣が、その好意のお返しをする日が、3月14日のホワイトデーですよね。
ホワイトデーは、キリスト教とも西欧文化とも全く関係が無い、日本生まれのオリジナルなイベントです。
アイデアを考案したのは製菓関連の組合で、なんでも1980年あたりから始まったようです。
そう言えば以前には、ホワイトデーにマシュマロを贈ってはいかが、といった宣伝をよく目にしましたが、バレンタインデーのチョコのように、定番化には至っていません。
今では、特に「本命」の恋人同士の場合には、男性が花束、小物やアクセサリー類を女性に贈るパターンも多いようです。
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By Happie (Updated )