
二分の一成人式
「二分の一成人式」は、10歳、小学4年生の時に小学校で行われます。
内容は、写真を交えて生い立ちを振り返り、成長を祝うと共に、将来の夢を語り、親子で手紙の交換を行うのが一般的です。
特に手紙はメインイベントのため、気持ちを込めて書きましょう。
二分の一成人式とは
ここ十数年ほどの間に、急速に広まった小学校(小学生)のイベントがあります。
「二分の一成人式」です。
お子さんをお持ちの方であれば、小学校からのお知らせを読んで初めて知ったという人も少なくないでしょう。お子さんがいらっしゃらない方は、全く聞いたことがなかったという方もいるかもしれませんね。
かくいう筆者も、ある写真館のパンフレットを見た時に、初めてその存在を知りました。
結構多くの写真館で「二分の一成人式プラン」が組まれているそうですが(写真屋さん的には新たなニーズの掘り起こしですね)、メジャーなイベントになりつつあるようです。

二分の一成人式とは、成人式の半分の年齢、つまり10歳の時に行うイベントです。小学校の学年で言うと、4年生にあたります。
10歳・小学4年生って、確かに「一区切り感」があるかもしれません。学業や心身両面において。
生まれてからの10年間の歩みを振り返って親や周囲の人々に感謝したり、将来の夢について考えること。それがこの行事を催す狙いとされています。
道徳教育的な側面がうかがえるお祝いで、学校によっては年中行事として恒例化されているケースもありますが、文部科学省の学習指導要綱には定められていません。
主催や開催場所は?
通常、教師やPTAが主体となり、小学校で開催されます。親(保護者)は参列出来ます。
体育館などで、式典として厳かな雰囲気で執り行う学校もあれば、授業参観の一つとして教室内で行う場合もあります。
1~2月頃の開催が一般的です。この時期は既に満10歳を迎えた子が大多数なので丁度良い頃かもしれませんね。それと20歳の成人式の時期に合わす意味もあるのかも。
式の内容について
自治体・学校によって内容は多少異なりますが、おおまかには下記のことを行います。
- お祝いの言葉(先生、保護者代表等より)
- 合唱
- 将来の夢を発表
- 子どもの生い立ちを振り返る
- 手紙交換(親子で)
- 二分の一成人式証書の授与
親(保護者)が準備すること
二分の一成人式の開催に当たり、親・保護者は何を準備すれば良いのでしょうか?
代表的なことは、次の二つです。
- 子どもへの手紙を用意する
- 子どもの昔の写真を用意する
では、それぞれについて概要を見ていきましょう。
子どもへの手紙
多くの小学校で、親から子どもに宛てた手紙を渡したり、親と子がそれぞれに宛てた手紙交換の場面があります。メインイベントになりますので、しっかり気持ちをこめて書きましょう。
形式張った言葉や詩的な表現よりも、「自分の使い慣れた言葉」で書いた方が気持ちが伝わります。普段話しているようなつもりで書くと良いでしょう。
手紙に何を書きましょう?
「さあ、子供に素敵な手紙を書くぞ!」
そう意気込んでも、手紙を書き慣れていないと何を書いたら良いのか悩んでしまいますね。
「10歳になった子どもに伝えたい事」を書けば良い訳ですが、上手くまとめられないという方は、下記のような構成を参考になさって下さい。
- (1)書き出し
-
手紙の書き出しは、お子さんに語りかけるつもりで書いてみましょう。
「二分の一成人式、おめでとう!」
「あなたが生まれて10年になりましたね」お祝いの言葉や、10年・10歳という言葉を盛り込むと良いでしょう。
- (2)子どもにまつわるエピソード
-
この10年間には、お子さんと色々な思い出があることでしょう。
妊娠・出産にまつわる思い出、0歳の頃、言葉を喋り始めた頃、保育所へ初めて通った日、小学校の入学式など、幾つものエピソードが思い浮かぶのではないでしょうか。
それらのエピソードを、簡単に数点書くのも良いですし、特に印象深いものを1つ選んで掘り下げて書いても構いません。
中には苦労した話もあるとは思いますが、嬉しさや喜びといった気持ちを織り交ぜて書くと良いでしょう。
- (3)未来に向けて
-
過去にスポットライトを当てて思い出を話した後は、未来の話を書きましょう。
「さらなる成長を楽しみにしています」
「大変なこともあるでしょうが、いつでもあなたの味方ですよ」
将来の願いや、お子さんを大切に思っているという思いを込めると良いでしょう。ただし、押しつけがましくならないように気を付けましょう。
- (4)締めの言葉
-
最後は、愛情を込めた言葉で締めくくりましょう。
「○○のことが大好きなお母さんより」
「いつも○○を応援しています」
子どもの昔の写真
写真は、学校によって使われ方が違います。
子どもへの手紙に赤ちゃんの頃の写真を同封する場合や、子どもが作る自分史に使う場合、そして、我が子がスピーチをする時にスライドショーで流す演出などがあります。
枚数も、1枚で良い場合もあれば、各年齢・学年ごとに必要というケースもあります。
ソロショット(その子だけ)を求められることが多いようですね。
次男や次女といったように2人目以降の子どもの場合は兄弟写真が多く、一人で写っている写真を探すのに手間取るかもしれませんので、早めに準備をしておくと良いでしょう。
式に着ていく服装は?
親・保護者

授業の一環として教室で行う場合は、通常の授業参観と同じ服装で大丈夫です。ジャージなど極端にラフな格好でなければ、普段着で問題ありません。
式典として体育館等で行う場合は、入学式や卒業式の時のようなフォーマルな格好をするのが望ましいでしょう。
子供

制服が指定されていない小学校の場合について考えてみましょう
教室で行う場合は、普段着で問題ありません。少しだけきちっとした雰囲気を出すために、シャツやワンピースなどを着るのも良いでしょう。
式典の場合は、入学式や卒業式のようにスーツやフォーマルなワンピースなどを着用しましょう。
このコンテンツに関連するページ
*本ページの概要・情報は変更される事があります。
By Happie (Updated )