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入学・進学のお祝い(中学校、高校、大学など)

上の学校への入学・進学は、子供が人生の階段を、また一歩着実に登っていく事でもあります。

親にとってその姿は頼もしく、志望校に合格した場合は感動もひとしおです。素敵に祝ってあげたいですね。

お祝いの贈り物としては、新生活に役立つものが喜ばれます。

入学・進学祝いの贈り物について

春は、卒業と進学の季節ですね。小学校、中学校、高校、大学あるいは短大、専門学校と、晴れて新しい「上の学校」に無事に合格、進学出来る事は、喜ばしい限りです。これまで通っていた学校を卒業し、新たな環境で、気持ちを新たに頑張る学生が初々しく目に映ります。

我が子はもちろんの事、孫や甥っ子などの親戚のお子さんや、家族ぐるみで付き合っている友人・知人のお子さんをお祝いする方もいることでしょう。

桜と青空

新生活に「役立つもの」が喜ばれます

お祝いの贈り物としては、新生活に向けて、実際に何か役立つもの、「即戦力的」なモノが喜ばれます。

筆者も学生の頃、新生活で使える贈り物を頂くと、より楽しい生活が待っているようで、無性にわくわくしたことを覚えています。

具体的なプレゼント品については、その子の好みや欲しい物を尊重するのが基本となります。リクエストに応えてあげましょう。

但し、親御さんの考えもありますので、お祝いの品を選ぶ際には、事前に親御さんに話をしておいたほうが無難な場合もあります。

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贈り物選びの留意点

学校指定品

文房具、辞書類、バッグ等につき、学校によっては、具体的な品物が指定されている場合があります。指定外のアイテムについては、学校へ持っていけない可能性があるので、事前に先方に確認しておくべきでしょう。

贈り物の価格・品質

いくら「気持ちが大切」といっても、安すぎると品物の質も低くなりがちで、見た目から安っぽく見えてしまいます。また、高価すぎるとかえって先方(親御さん)を恐縮させて、別の負担を強いる事になりかねません。

年齢、学年に見合った品物を選ぶ

とりわけ、ハイ・ブランド品や高額の家電製品には気を付けましょう。

趣味性・娯楽の要素が高い品(例:ゲーム機器)や、通信機器(携帯電話・スマートフォン、タブレット等)は避けるべきでしょう。

合格祝いを兼ねます

受験に合格して、入学を果たす場合においては、入学祝いは合格祝いを兼ねる事となります。

合格を喜ぶ男女学生のイラスト

ここで気を付けなければならないことは、「合否を確認した後にお祝いを贈る」という事です。

複数の学校を受験している人も多いですが、特に第一志望校の合否結果について、十分気を付けるべきでしょう。

なお大学等の進学に関して、浪人する子に対しては、励ましの意味も込めて卒業祝いを贈ってみてはいかがでしょう。

本ページでは、中学校、高校、大学(もしくは短大、専門学校)と、年代別におすすめの入学プレゼントをご紹介しましょう。

※小学校の入学祝いについては、「卒園、入学のお祝い」のページをご参照下さい。

中学校の入学祝い

中学校に上がる頃となると、個人差があるものの、それぞれ好みがはっきりしてくるので気を付けましょう。

また、男女でも喜ばれるものが少し違うことがあります。

学生生活(学業や部活動)に関連するものを贈るのが一般的です。

座って背伸びをする女子中学生

文房具

やはり、勉学に必須の文房具は鉄板です。気持ちを新たに中学校生活を始めたいということから文句無しに喜ばれます。

子ども盛りだった小学校を卒業し、少し大人になる中学生です。ペンケース(筆箱)やバインダー、ノート、ボールペンなど、少し大人びたものを使いたいと思う子も多いでしょう。

女の子は、流行に敏感で雑貨好きの傾向があります。ニコラなどのローティーン向けの雑誌を読んで研究してみるのも、「プレゼントを選ぶ楽しみ」になって良いかもしれません。

辞書、辞典などの書籍

小学校とは異なり、中学校ではより難しい勉強をします。それによって、英和辞典や国語辞典など、辞書・辞典が必要になってくるシーンも数多くあります。

現代では、何でもインターネットで調べられると思いがちですが、古い情報や詳しい情報は、まだまだ紙の辞書の方が詳しい場合もあります。

電子辞書も、ハイスペックな製品は良いかと思います。但し、親御さんによっては「子供が使うにはまだ早い」と難色を示す方もいるようですので、贈る場合は事前に確認しておくべきでしょう。

部活動で使うもの

中学生になると部活動が本格的になり、ある程度はきちんとしたウエア類や道具類が必要となってきます。

運動系にせよ文科系にせよ、事前に子供の希望を聞いておいて、そのクラブ活動にマッチしたグッズを贈ると良いでしょう。

洋服類

個人差があるものの、ファッションに対する興味が高まる時期です。特に女の子にオシャレさんが多いですよね。あらかじめ好きなテイストを聞いておいて、雑誌やネットで情報を収集したり、お店で店員さんに相談しながら洋服を購入すると良いでしょう。

財布、パスケース

中学生になると、電車に乗るなどして遠方の学校へ通う子も増えるでしょうし、校内で昼食のパンや飲み物などを購入する機会も出てきます。活動範囲が広くなり、友達と外出する機会も増えるでしょう。

つまり、自分のパスケース(定期入れ)財布やを使う頻度が飛躍的に高くなります。プレゼントにおススメではないでしょうか。とりわけ女の子へのプレゼントは、可愛い財布が喜ばれるでしょう。

腕時計、目覚まし時計

時計類は、昔からの入学・進学プレゼントの定番です。

とは言え、今では携帯電話やスマートフォンを所持している子も多く、時間確認やアラーム等はそれで事足りるかもしれません。

しかし、それでも時計は「入学記念の品」としても最適だと思います。

筆者も入学祝いに腕時計を頂いた経験がありますが、時計を腕に着けた時、ちょっとだけ大人に近付けた気分になりました。

また、目覚まし機能が付いた置き時計もプレゼントされ、とても嬉しかった記憶があります。それまで朝は、親に起こしてもらっていた私でしたが、「明日からは自力で起きるゾ!」と誓ったものでした。

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高校の入学祝い

高校生と言えば、ミドルティーンからハイティーンにかけての十代のど真ん中。多感な思春期を迎え、より好みがはっきりしてくる時期です。気に入ってもらえる物を選ぶのは大変かもしれませんよね。

従いまして、お祝いのプレゼントは、モノよりも金券などの、贈られた側が自由に使えるものの方が喜ばれるかもしれません。

金券類には、たとえば次のようなものがあります。

図書券

辞書、参考書、趣味の小説など、書店で自由な書籍を購入可能です。

商品券

デパート商品券、VISAやJCB等のギフトカードなど、使える商品の幅が広いことが魅力。利用可能な店舗は限定されますが、現金的な使い方が出来ます。

クオカード

塾の帰りなど、コンビニに立ち寄ることが多いのなら、クオカードも便利です。クオカードは、ジュンク堂など一部の大型書店でも使用が可能です。

女子高生

大学、短大、専門学校の入学祝い

高校を卒業後、大学などへの入学にあたり、家を出て一人暮らしを始めるお子さんも多いものです。この場合、金券の類も喜ばれますが、新生活(初めての一人暮らし)に必要なものを贈るのも良いでしょう。

「あれば便利」なものも良いのですが、より即戦力的な「日常的に必要」なものの方が気に入ってもらえそうです。

代表的なアイテムは、家電ですよね。

電子レンジ、コーヒーメーカー、電気ケトルと言ったキッチン用品や、テレビ、掃除機、ドライヤー、シェイバー、扇風機、ファンヒーター、ホットカーペット、こたつ、加湿器などなど。

最近は「女の子受けする」おしゃれな家電も多く、春のプレゼントに適していますよ。

ハイ・ブランドの小物

良品質で高級感があり「大人感」も強く、大人へ近づく年頃の子にふさわしい一品と言えます。

バッグ、財布、キーケース、パスケース等は、実用性が高いです。

大学生ともなると、自分なりのこだわりを持っているので、贈る際には、あらかじめ好みをを聞いておいたほうが無難でしょう。

教室で話をする2人の男子学生

現金を贈る目安

モノよりも、現金のほうがありがたいという人も多いです。
プレゼントされる側にとっては、自由な事に使えるのが大きなメリットですよね。

入学祝いに現金を贈る場合の、一般的な目安となる金額をお伝えします。

親族でも祖父母や相当な年長者は、下記の金額よりも多めに贈る方が割といます。
また、友人知人などに贈る場合は、親族よりも少なめの額になる傾向があるようです。

項目 概要
中学校 親族5000~10000円(知人3000~10000円)
高校 親族10000~20000円(知人5000~10000円)
大学 親族10000~20000円(知人10000~20000円)
熨斗袋(祝儀袋) 蝶結び紅白の水引きを使い、表書きは「御入学祝」「祝御入学」「入学おめでとう」等。
祝儀袋(祝御入学)

当サイト調べ

入学・進学祝いのお返しは基本的に不要です

慣習上、お返しをしなくても礼を失する事には当たりません。
但し、親と子の双方で頂いた方へ、早めにお礼を伝えるのがマナーとされています。

特に、中学、高校、大学の場合は、こども本人がしっかりと対応すべきでしょう。

お礼や感謝の伝え方としては、電話や手紙(礼状)が一般的です。
礼状に入学式や頂戴したモノを身に着けた時の写真を添えても喜ばれるでしょう。

金券類や現金をプレゼントしてもらって、すでに何かを購入した際には、「参考書を購入しました」「洋服の新調に使わせて頂きました」といったように、具体的な物品について知らせるのも良いでしょう。

お返しをしたい場合はささやかに

平素より大変お世話になっている方や、お子さんがいない方などからお祝いを頂戴する事があります。
こういった際には、お返しをすべきケースもあるかもしれません。

お世話になりっぱなし、もらいっぱなしでは、恐縮しますよね。

ただ、子供の受験合格や入進学はごく身内の慶事に当たりますので、あまり大げさにしないのが常識的です。

お返しをしたい場合は、ささやかな品にて、内祝いを贈る事となります。
入学式の頃に贈ると良いでしょう。

のし紙(入学内祝い)

(のし紙)
蝶結び紅白の水引きを用い、表書きは「内祝い」「入学内祝い」などを書き入れます。

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By Happie (Updated )

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