
子供用のGPS防犯サービス
子供用のGPS防犯サービスやグッズについて。セコムのココセコムなどの紹介をしています。
子供の防犯にGPSサービスを利用する
小学生くらいの年代の子供たちの安全・防犯対策に、GPS機能を搭載した携帯の端末機によるセキュリティサービスの利用は、保護者の方たちに、安心をもらすのではないでしょうか。

子供がまだ小さな幼児の頃は、幼稚園や保育所、あるいは習い事への送り迎えを、
年配の家族(両親や祖父母)が行う事が多いでしょう。
また、自宅周辺・公園等で遊ぶ場合には、保護者が付き添うか、誰かしらの大人が、
何気なく気を付けているケースが多くみられます。
つまり乳幼児の頃は、大人(家族、保護者、地域の住民)が、
安全に目を光らせている時間が長いのではないかと思います。
ところが小学生になると、学校の登下校や塾通い、そして、どこかへ外出する場合において、子供だけで行動する機会が大変増え、行動範囲が広がっていきます。パパママの手を離れていく事は、自立心の芽生え、成長の証しでもあり、頼もしく喜ばしい事かもしれません。しかしながらその反面、安全や防犯の面から考えると、心配な点もあります。
そこで、GPS防犯グッズ。
日常生活における、我が子の安心・安全の「お守り」として、通学時や外出時、子供に携帯させ、また併せてセキュリティサービスを契約しておくと、平素より安心が得られると共に、万が一の時に、役立つのではないかと思います。
安全のために出来る有効な手立て
サイト管理人の小学生時代と言えば、今から数十年前の話になりますが、両親が共働きと言う事もあり、放任といいましょうか、毎日私は、自由奔放に放課後を過ごしていました。
下校時に寄り道をするのは毎日の習慣みたいなものでしたし、日が暮れるまで小学校の校庭や近所の公園や野山で遊ぶ事も頻繁にありました。

高学年になると、習い事や塾通いを始めました。外灯がまばらで人の往来が少ない暗い夜道を、塾からひとりで帰宅する事も珍しくありませんでしたが、別段、不安は感じませんでした。
幸い「怖い事件」は、周囲では全く起こりませんでした。また、私自身も「危険な状況」に遭遇した経験はありません。それは、当時私が住んでいた地域が、都市郊外の新興住宅地(つまりイナカ)だったからかもしれませんし、今と違ってネットも携帯も無く、日本経済も比較的安定していた、現代よりもリスクが少ない、ある意味「大らかな社会」だったからかもしれません。
しかしながら残念な事に、現代は社会が変容してきたせいか、子どもを脅かすような様々なリスクが、明らかに存在しています。都会であろうが郊外・田舎であろうが、日常生活に危険が潜んでいます。
我が子の安全のために、パパママが心掛けておきたい事
- 子供の通学経路、遊び場所、仲の良い友だち、緊急連絡先の把握。
- 毎日、登下校時の出来事について尋ね、寄り道については注意を促す。
- 万一の時に、駆け込んで助けを求められる場所を、我が子に教えておく。
(交番、病院、コンビニ、商店など。) - 「子ども110番の家」など、地域でこどもを守る取り組みを知っておく。
そして、このような観点において、GPS機能が搭載された子供用の防犯ブザーや、セキュリティサービスの利用は、極めて有効な手立てと言えるのではないでしょうか。
セコムのココセコムとは
では、GPS防犯サービスの例として、セキュリティ大手のセコムが提供している、
子供用のGPSサービス、ココセコムについてご紹介します。
端末のサイズや機能、操作性
- 子供に持たせる本体は、超軽量&小型です。約53g(縦79×横43×22.5mm)。
- 本体の操作は、ひとつのボタンを押すだけなので、こどもでも超簡単です。
- 精度の高いGPS位置確認を行います。(最良の条件下での誤差は5~10数m)
- 子供の位置情報確認は、ケータイやPCを使って、専用HPの地図で行えます。
緊急時の対応は?
- 子供用GPS本体のボタンを押すだけで、セコムへ通報出来ます。
- セコムは子供からの通報を受けると、すぐに保護者へ電話連絡を行います。
- 保護者からの出動要請を受けた場合、セコムの緊急対処員が至急現場へ急行します。
- 緊急対処員は現場到着後、正確かつ迅速に、子どもの現在位置を捜索・確認します。
- 緊急対処員は子供を発見後、保護者の迎え等があるまで付き添うので安心です。
持ち歩き・料金について
- スモールサイズで軽いので、小学生でも携帯しやすいです。
- 学校や塾などへの持ち込みが可能。(通話&ネット・メール機能が無い為)
- 月額基本料945円のリーズナブルなプランがあります。
活用シーンの例
- パパママが、いつもより我が子の帰宅が遅くて心配な時に確認。
- 子供本人が、不審な人物につけられている等の不安を感じた時に、携帯機のボタンを押してセコムへ通報。
ケータイ・スマホよりも小型で軽いので、ランドセル等のカバンに入れている時は勿論の事、服のポケットに忍ばせている時でも、 子供の負担にはなりません。
基本的に小学校への持ち込みが可能であり、肌身離さず持ち歩けるので安全・安心です。 また、操作が簡単であるという点も、ココセコムは、「子供用アイテム」としてふさわしいのではないでしょうか。
子供用GPSを比較してみました
子供の安全・防犯に活かせるGPSグッズとしては、携帯電話(キッズ携帯)も有効な選択肢だと思います。
じっくり比較検討して、よりニーズいマッチしたものを選ぶのも良いでしょう。
「防犯ブザー付き」のセキュリティサービス
国内3キャリアより、次のような「防犯ブザー付き」のセキュリティサービスが提供されています。
通話・メール機能を最低限の装備に留め、防犯機能に重点が置かれています。
KDDI mamorino(マモリーノ) | NTTドコモ キッズケータイ | ソフトバンク みまもりケータイ3 |
---|---|---|
ココセコム (別途料金) |
アルソック (別途料金) |
セントラル警備保障 (別途料金) |
月額無料/かけつけ別途・他 | 月額無料/かけつけ別途・他 | 基本料315円/かけつけ別途・他 |
各ジュニア・ケータイ商品は、「見守り・安心サービス」として、警備保障会社と連携した、「位置検索」や「かけつけサービス」の利用が可能となっています。
たとえば、マモリーノ(au)は、ココセコム(セコム)のサービスを契約可能です。
主要スペック要素の比較
子供用GPSの「ココセコム」と、「マモリーノ+ココセコム」の主要スペック要素を比較をしてみました。
基本仕様について
要素 | ココセコム | KDDI mamorino(マモリーノ) |
---|---|---|
主要機能 | GPS機能に特化した防犯専用端末 | 通話・メール・GPS・ブザー |
装備していない機能 | 電話・メール・ネット閲覧・カメラ | ネット閲覧・カメラ |
子供の位置確認 | 携帯・PCから可能 | 同左 |
位置確認・安否確認方法の例 |
※(しらせてコール) 子どもへ安否確認のシグナルを送信~子どもが受信。 ※(みつめてコール) 一定時間、子供が端末操作を行わない時、セコムへ自動通報します。 |
(居場所通知) (移動通知経路)メール送信により5分毎の地図上で位置確認が可能。 (居場所通知スケジュール起動) 予め設定した時間に、メールにて位置情報が送られてきます。 |
現場急行サービス(かけつけ) | 全国2,750ヵ所の発進拠点より、24時間・365日急行します。 | 同左 |
防犯ブザー | × ブザーは鳴りません。その理由は、不審者を刺激しない為・・・・との事です。 | ◎ ストラップを引くとブザーが鳴り、同時にセコムへ通報出来ます。 |
サポート体制 | ◎ 緊急時、オペレーターによる各種サポート。子供の本格捜索時、警察への協力要請も。 | ◎ 防犯ライト、緊急地震速報機能あり。 |
学校等への持込み | ◎ 基本的に問題無しでしょう。 | ▲ 携帯電話なので、持込・使用禁止(電源OFF)の学校があります。 |
基本サイズ | 79×43×厚さ22.5mm/53g | 88×48×厚さ18.9mm/80g |
基本セット内容 | 本体、バッテリー、専用ポーチ | 本体、電池パック、卓上ホルダ、他 |
備考 | ※使いまわし利用が可能です。(子供防犯の他、例えば自転車・バイク・自動車等の盗難対策にも) | 電源オフ&マナーモード搭載。電源OFF時にも防犯ブザーや位置検索機能は可能。端末は防水仕様。 |
基本的なコスト・諸費用
要素 | ココセコム | KDDI mamorino(マモリーノ) |
---|---|---|
初期費用 | 7,400円 (加入料・充電器・他) | 別途、AUとのケータイ契約に関する費用がかかります。 |
月額基本料金 | ¥900/本体はリースです。 | 別途ケータイ料金として、1,043円・通話料・他。 |
専用ホームページでの子どもの位置確認に要する料金 | 月10回まで無料。以降¥100/回 | 月2回まで無料。以降¥100/回。電話問合せ¥100円/回 |
現場急行料金(かけつけサービス) | 1回の出動要請につき¥10,000がかかります。 | 同左 |
特長・メリット
ココセコム | KDDI mamorino(マモリーノ) |
---|---|
GPS・防犯機能に特化しているため、子供でも操作が簡単です。小型軽量で携帯に便利。電源ONでの学校等への持込みも基本的にはOKでしょう。 メール・ネット機能を搭載していませんので、トラブルに巻き込まれる心配もありません。 なお、通話は出来ませんが、「しらせてコール ※」で安否確認が出来るスグレものです。 | 通話&メール機能を最小限に留めています。発着信・送受信の制限も可能。また、ネット機能はありません。 防犯ブザー、GPS、セコムサービスなどを搭載する事により、セキュリティー機能を高めたキッズ携帯です。 但し携帯電話と言う事もあり、学校によっては、持ち込みや校内使用を禁じている可能性が想定されます。 |
現場急行/かけつけサービス | セコムに要請すると、プロの緊急対処員が現場に急行してくれます。 そして、パパママが迎えに来たり、あるいはタクシー等で無事に帰路に着くまで、現場でこどもに付き添ってくれます。 市販の一般的な防犯・GPSグッズには無い、当サービスの優れたセキュリティ・メリットです。(ココセコム/マモリーノ共通) |
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防犯ブザーの有無について | AUマモリーノはブザーが鳴動して、周囲に知らせ不審者を威嚇する効果が期待出来ます。 またその一方で、 ブザーが鳴動しないほうが、かえって安全なシチュエーションも有り得ます。 ココセコムは、 本当に危険なケースに不審者を刺激しない事を考慮して、あえてブザー機能を装備していません。 |
コストの比較について | ココセコムは基本的に固定料金です。また、auマモリーノは、割引プランや利用回数によって料金は大きく変動します。 料金を単純比較すると、ココセコムのほうがリーズナブルである可能性が高いですが、 仕様機能は、両者それぞれにメリットがあるため、どちらがお得であるかは、一概には判断出来ません。 |
(補足)ココセコムの機能について
「しらせてコール」とは?
-
- まず保護者の方が、セコムの専用HPにアクセスします。
- セコム専用HPから安否確認の信号を、子どもの携帯端末に送信します。
- すると、携帯端末が信号を受信し、ブルブルと振動を始めます。
- 振動に気付いた子供が、応答の操作をすると・・・専用HPに応答があった旨が表示されます。
- 保護者の方は、HPを見て安否を確認する事が出来ます。なお、位置情報の取得も可能です。
「みつめてコール」とは?
-
- 一定の時間間隔で、携帯端末が振動を行ないます。
- 子どもは、それに対してスイッチを押して応答します。
- もし応答が無い場合、セコムへ自動通報されます。
- セコムが保護者等への連絡・緊急対応を行ないます。
ココセコムの、使いまわし利用がOKとは?
- 昼間は子供に持たせて、夜間は駐車場のマイカーの車内に置いておく・・・・といったように、 子供のためだけではなく、盗難対策など別の用途にも利用する事が可能です。 複数の色々な用途に使えるのでコスト的にお得!とも言えます。
「電話タイプ」or「防犯ブザー特化タイプ」
さて。 代表的な子供用GPS防犯サービスのスペックや仕様について、ざっと比較してみました。
「電話・メール機能を併せ持ったキッズケータイ」のauマモリーノ(mamorino)と、
「GPS・防犯機能に特化した端末」のココセコム。
「電話タイプ」と「防犯ブザー特化タイプ」
どちらにも特徴やメリットがあり、子供の安全・防犯対策に役立ちます。
そして、「電話機能の有無」は、選択する際の大きなポイントかもしれません。
たとえば、小さな子に携帯電話を持たす事がご心配な方や、規則で幼稚園・小学校・塾等へ、ケータイを持ち込めない場合は、ココセコムが適していると言えるでしょう。
(備考)
Global Positioning System
略してGPS。日本語では「全地球測位システム」と訳される事があります。カーナビなどで御馴染みの技術ですが、地球を周回している数基の人工衛星より発信されている電波をキャッチして、位置情報の測定を行なうのが、その基本的な仕組みです。元来は、アメリカ国防総省が開発運用していた軍事システムで、現在では、世界に無料で提供されています。軍事目的で開発されたテクノロジーが、いまや平和利用と言いましょうか、子どもたちの安全や防犯にも貢献しています。
本ページについて
- 2014年7月調べの情報です。料金は定価ベース。
- mamorinoシリーズ1~3の内、基本的に3のスペックを掲載しています。
- 価格は税抜きです。
- 詳細は各社公式HPでご確認願います。
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By Happie (Updated )